美味しいお米探検隊 | 農業問題

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生物保全などの研究成果について

全く更新もしてもいないのに、たくさんの方々にご訪問いただき恐縮しております。

このブログでは、農業水路と生態系との関係を中心に、地域の力で生物保全、水路管理、営農の継続などを推進させるための研究の一環として、活動を続けてきました。

 昨年度末で、研究期間は終わり、お米の販売についても、農家とお客様が直接やりとりしてもらえるよう、郵便振替でのお支払いで決済してもらっています。また、通年販売も、新米の予約時に早い者が勝ちで申し込んでもらうことにしております。

 これらの活動の成果は、マニュアルとしてDVDにまとめられています。

 生き物の観察、減少した生き物を呼び戻す自然再生活動の方法、そして住民参加をすすめるためのイベント、話し合いを進めやすくするワークショップ、農家以外の人との連携をはかるための活動には、このブログで行ってきた直売実験も含まれます。

 都市近郊から中山間地域まで、幅広く使えるように体系化した形でマニュアルがまとめられ、DVDをみれば、たとえば、ホタルの棲息調査などのように、具体的な活動を進めるための詳細なマニュアルが取り出せるようになっています。
「自然再生のための住民参加型生物保全水利施設管理システム開発 担当者の心得2007」
 上記のタイトルのDVDが配布されています。

 おそらく各都道府県の農業水路管理を担当する部署に配られていると思うので、お住まいの都道府県に問い合わせてください。それでも、わからないときは以下までお問い合わせください。

 埼玉県農林総合研究センター水田農業研究所 生産環境担当
 048−521−5041(代)

 この研究は、愛知、宮城、石川の3県も加わっています。この3県の方なら、 愛知県農業試験場、宮城県古川農業試験場、石川県農業総合研究センターに問い合わせたほうが、話が早いかもしれません。
 
 配布に対して、各県がどのような対応をしているのか、私の方ではわかりませんので、電話すれば複写させてもらえるのかなどはわかりません。上記の4県なら、各地域の農業事務所などにもおかれていると思います。とりあえず、お住まいの都道府県にお問い合わせください。



 
 
 

販売実験の成果をまとめています

もう、1月も後半になってしまいました。
更新もせずにすみません。
ようやく、販売実験をまとめたマニュアルを書いたり、研究の報告書を書いたりという段階に入りました。

ここで内容を紹介とまでいかず、落ち着いたら、ホームページや掲示板も含めて整理に入りたいと思います。

もう、ブログも更新しないと思いますので、ここで御礼を申し上げたいと存じます。
尊保地区の皆様、お米をお買い上げいただいたお客様、また、試験にご協力いただいた関係機関の皆様、アンケート等にご協力いただいた一般の消費者の皆様、ブログの訪問者の皆様、これまでありがとうございました。

 しばらくは、開いていますが、コメントなどの管理しかしません。
 今後とも、引き続き尊保のお米にご興味を持っていただければ幸いです。

農村の贅沢

 この販売実験で、つくばにいる私がブログを書いているのには、農家がパソコンできないとか、できる若い人は他産業に従事していて関心が薄いなどよりも、もっと大きな問題があるからです。

 それは、農業と他産業、農村と都会との交流には、通訳が必要だからです。
 通訳が必要というのを例を挙げますと、
 
 喜佐さんのところに昨年のお客様から、和倉温泉にいるから、どんな所か行ってみたいという問い合わせが入ったそうです。
 そうです。都会人は尊保のようなところは行ってみたいのです。
 でも、集落の人は都会の人が来てどうするのかとしか思えないのです。

 家の裏で細々と作っている自家用野菜と自分の家で生産した米、しかも清流の水で育てたとあれば、見る人から見れば贅沢なのです。

 当の農村住民は、当たり前というより、就業機会が制限される農村だから、もしくは農業の収益性が低いから、生活コスト下げるためにしていることで、自慢の種とはわからないのです。

 残念ながら、農協マン、普及員という農業側の立場だとサラリーマンでも通訳にはなれるとは限らない。たまに、農業と消費者間の通訳ができる農家がいると立派な農業法人になったりします。

 自分のことを違う立場から客観的に見るということなのですが、人間、そんなに簡単にできることばかりではありません。農村の人たちにも都会語を勉強してもらうため、都会との接触が必要なわけです。まずは異文化コミュニケーション(どこの英会話スクールだったかな?)。
 今のところ、私のたどたどしい農村語で得た情報を、都会語に翻訳してブログに載せているということになるのでしょうか。 

次なる課題 大長みかん

今年は講演の依頼が殺到して、6月以降は断っているのですが、1つうけました。産地振興に対して協議するものであり、熱心な依頼だったので引き受けたのは良いのですが、これまたなんと、瀬戸内海の島、しかも、本州とはまだ陸続きにはなっていない場所でした。
 広島県の大崎下島に行くことになったのですが、このあたりは本当にミカンの島、離れ小島なんか、島まるごとみかん園、もちろん、舟で農家は作業に行くという世界。
 国産レモンの古い産地でもあるという。
 国産強力粉にならびお菓子作りが好きな人が欲しがりそうなアイテム、資源はあるではないか。
 石垣を組んでいたりするから、風景のミカン園はさながら海上要塞。ミカン狩りに行くだけでも、すごい旅行。

 逆に最近は果実泥棒は頻発しているから、この地の利を生かし、離島のみかん園主連合で、農産物泥棒どもに挑戦状でも出したらどうかと、いいたくなる。
 白兵戦なら、絶対、島の守りは強いぞ!
 傾斜地でみかん園の作業をして、小舟で海を行き来するミカン農家のじいちゃんたちは、海上戦でも地上戦でも強そうだ。
 
 
 条件不利地域の振興策というのは、都会からみた非現実的なところこそが資源。行政が助けてくれて当たり前だと思っている地域を救うのは、どんなに資源があっても難しい。
 条件不利地域ばかり回っていると、私のやることも、行政がやってることで、だからお金をくれるものだと思われていることもあります。さすがに救う必要があるのか、こんな地域をと疑問に思うことも正直あります。
 能登半島に続いて、厳しいところに参りますが、まだ、住民の意識が死んでいないことを信じて、奮闘してみます。

美味しいお米からなくなるかもしれない

産地を指定して美味しいお米を確保するということは、無駄ではありませんが、買う方はともかく、売る方が産地の名前だけ売れることを夢見ても、無意味です。

 今、新潟産というより魚沼産と地域をさらに細かく限定するようになってきたのは、平野も山間部も新潟なら美味しいと消費者も思わなくなってきたせいでしょう。
 実際に新潟というだけで、富山や石川より米価は高いのですが、私は農業法人なり生産者の顔が見える流通が大きくなれば、地域名だけの価格差はバブルのようにはじけると考えています。

 私は、最上流だから水のきれいなとところだと、地域を限定してお米を売る実験をしていますが、この実験のあと、地域の人が何もしなければ、白米5kg2800円に送料700円つけて売ることはなくなります。
 玄米30kgが手数料を引かれたら7000円になるかならないか(ふつうに農協へ)の販売だけです。


 もちろん、尊保という地域は存在し、住民や自然条件はご紹介する
とおりです。でも、来年からは、私はいません。地域の人たちが面倒だから、ホームページもやめれば、せいぜい、農家個人とのつきあいで買う人が残るだけです。親戚のように電話しあう関係でもないと長続きはしないでしょう。

 何が問題かというと、親戚の農家なら何となく買うことはある。個人的なつきあいに発展しているお客様は残る。
 それ以外は、売る側が「私のお米はこんな風に作っているから、安心です。美味しいんです。私はこの方法で作ったお米をお売りすることを約束します」と主張し、自らが確実にお客様に届ける方法を確保し続けることが必要なのです。

 私が尊保のお米が美味しいとしきりにいっていますが、その裏というより、富来川本流の上流は、私が言う地理的条件は同じだから、尊保のようにお米が美味しい集落のはずなのです。しかし、実際は耕作放棄地だらけになってきています。

 お米の美味しいところから、水田が消えつつあるのといっても、そんなにおかしくはないのです。
 いろんな意味で残念なことばかり、お米の産地では起こっているのです。
 
http://seiryuumai.web.fc2.com/syusi.html

Extra

プロフィール

サクラマス

Author:サクラマス
農業水路の生物保全を目的に、能登半島にある尊保集落の協力を得て、地域情報の発信の実験をしていましたが、研究期間が終了のため、仕事ではなく、趣味での美味しいものの情報を載せるぐらいにします。

 ながらくお世話になりました。
 頃合いはみて閉じる予定です。

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