美味しいお米探検隊 | 200610

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お米の研ぎかた

実は、私も尊保のお米を購入して、食べています。
暇があれば、土鍋で炊いたりして、ご飯を楽しんでいます。
 今まで、炊き方には関心があったのですが、尊保の新米が来ると妻が新米は研がずに洗うだけで、高速で炊飯するのがよいといいだしました。
 尊保でも白米で販売することにしたので、精米作業を農家にお願いしたときに、新米で精米をきつくするとお米が崩れるなどど心配している農家もいました。新米は柔らかいのだと思います。
 昔、テレビの料理番組でもお米を摺り合わせる「研ぐ」のは最初の一回だけだといってたのを見たこともあります。
 私は米粒はデリケートなのだと思い、テレビで米炊き名人が拝むような仕草で米を研ぎでいるのみて、それにならい手の中で優しく研ぐようにしています。
 さらに、よくいわれるの糠臭くしないこと。最初にお米が最初に水にひたる瞬間は一瞬で済ませろといわれます。どうも、この瞬間が、最も米粒が水分を吸ってしまうからだそうで、恐らく、糠がついいてる時に水を吸わせたくないということでしょう。
 妻が言うには、新米は白濁した状態でもいいというので、お米を美味しくいただこうとすれば、いろいろやってみることありそうです。

アンケートご協力ありがとうございました

先日、お客様アンケートを実施しましたところ、非常に回収率が良く、誠に感謝に堪えません。
 多くのお客様に尊保のお米は味で評価していただいたことがよくわかりました。
 加えて、昨年のサンプル配布後のアンケートに答えていただいたお客様には、その時の回答に遡って、調べさせていただきました。また、メールでお寄せいただいた感想などを照らし合わせますと非常にビックリすることがわかりました。
 アンケートなどの情報がある範囲に限られますが、皆さん、日ごろから魚沼産コシヒカリや有機農産物など、こだわりもってお米をご購入されているばかりでした。
 今回のアンケートは、回答していただいたお客様全員から、またご購入したいと感想まで加えていただきました。非常に眼も舌も鋭いと思われるお客様から、ご支持を得られたことに感激しております。
 尊保の農家の皆さんも、非常に誇りに思う結果だと思います。
 とりまとめて、集落にご報告させていただきたく存じます。

 お買いあげいただいたお客様に改めて心からの御礼を申しあげます。
 




インターネットの壁

今回の販売実験では、ホームページからご注文いただく方法をとりました。
 しかし、注文する方法がインターネットだけということで、ご注文できなかった方もおられたようでした。

 以前、実験に協力してくれる農家は他産業の仕事を引退した人に限られるから、パソコンを苦手とする人ばかりで、どうやってこの活動を集落の力だけで続けようかと悩んでいると書きましたが、インターネットだけというのは、農家だけでなく、お客様にもご負担のようでした。

 インターネットに方法を絞った理由は、頻繁に集落の情報を出しやすいことと、コンビニ払い代行のサービスを利用するためでした。
 コンビニ払い代行のサービスなら、高度な管理も必要としないうえに、お客様は後払いでOK。しかも、業者が未納者への対応もしてくれ、立替払いもしてくれる。しかも、農協でなくても、農家個人でも申し込めるので、打って付けのサービスでした。
 コンビニ払いのサービスを提供してくださった(株)ネットプロテクションズさんでは、当初、お客様のメールアドレスが確認できて、ショッピングカート機能が付いたネットショップを持っていることと条件がついていました。
 私はショッピングカートと聞いて、集落の若い人どころか、私も運営は無理かと思ったのですが、今やネットショップは簡単に始められるもので、ちょっとネットであれこれサービスを探してみると、無料のレンタルカート、商業用に使ってもいい無料のホームページやブログ、専用フォームもあって、すぐに一通りのサービスができることがわかりました。
 これなら、ホームページを管理できる人材さえ確保できれば、農家が通信販売に気軽に参入できます。インターネットができるパソコンとデジカメでも持っていれば、お金を全く使わなくてもネットショップは立ち上げられます。
 そこまでは良かったのですが、特に金沢ではサンプル配布が年配の女性に方よりがちだったことなどで、注文したくてもできないなどのご意見を承りました。

 考えてみれば、私の目的は生物保全をする地域の農家と都市の皆さんとの結びつきをつくることです。お米のやりとりは媒介手段で、ネットにこだわる必要はありません。コンビニ払いにこだわらなければ、別に尊保の農家の皆さんがネットショップで販売を続ける必要はないわけです。

 何かいい方法はないかと考えていると、(株)ネットプロテクションズさんから、カタログ販売にも対応するようにサービスの範囲を広げました。メールアドレスがないお客様に対応できますとお知らせがありました。
 別にファックスや郵送の注文でも、コンビニ払いを利用できるとのこと。今回は、予約受付のころになってのお知らせだったので、間に合いませんでしたが、これからは可能になりました。

 結局、関係業者のサービスが進歩して、問題が解決されていく結果で、最近のサービスをうまく利用すれば、インターネットができなくてもいいとうことになりました。
 何か、周りがどんどん壁を低くしてくれて、できないと思っているのは当の本人だけという感じがしてきました。世の中の進歩にはまいりました。

     

農家から直接、お米を買うときの注意 貯蔵庫編

 こだわりのお米を求める人が多いことは確かなのですが、どうしても大量流通には様々な面でかなわないものです。
 まず、価格、今やコシヒカリも5kg2000円程度で売られています。しかし、宅配便に頼る通信販売では石川〜東京まで700円、小口だと800円の送料がかかる。そうなると、いわゆる普通のお米では送料ばかりで、買おうと思う人もいなくなります。
 生産者が誰だかわかるのは良いことですが、大量流通の安さには負けてしまいます。

 さらに問題が、直売に力を入れている農業法人なら良いのですが、偶然知り合った農家からお米を買おうとすると、販売するための備えが全くありません。
 そのなかで、もっとも販売に影響しそうなのが貯蔵庫です。農家は自分の家で食べる分以外は農協に出します。農家のところにお米があるのは収穫直後の間だけなのです。だから、農家には玄米の貯蔵庫がありません。あっても、小さなもので自家用や縁故米の一部を保管するだけのものです。
 
 皆さんも、別にお米は冷蔵庫に保管している分けでもなく、お店でも常温で売られているのに貯蔵庫というのは変に思われるかもしれません。最も、貯蔵庫といっても、庫内の温度は15度程度なので、冬なら暖かい温度になってしまいます。
 そんな温度なので、3月ぐらいまでは構わないといわれています。ただ、4月以降になると貯蔵庫より高い温度になってきます。収穫されてから時間も経っています。色が黄色くなったり、においなども変わってきます。もちろん味にも影響します。

 貯蔵庫の力は夏場でも新米の時と変わらないお米が味わえるようにしてくれました。昔とくらべ、新米が出てきたときの味の差はそれほど気にならなくなったのではないでしょうか。
 今や大量流通のお米で、夏場でも美味しいお米が当たり前になりました。そのため、貯蔵庫を整備するまで、4月以降の販売をできなかった法人の例もあります。

 特にコシヒカリは6月を過ぎると急激に品質が落ちると言われているので、貯蔵庫に保管していないお米は販売しづらいものです。我々が9月にサンプル配布した際は、試験場の貯蔵庫で保管していたお米を使用しています。だから、昨年産のサンプルでも美味しく食べることができましたが、室温でそのままの貯蔵なら、食べて買おうと思う人もいなかったのではないでしょうか。

 たまたま農家に知り合いができてお米を購入される場合、貯蔵庫に入れてもらえないお米だと、3月までと覚えておいてください。
  

米どころの争い

以前にも、お米が美味しそうな産地の条件を書いたことがありますが、石川県内の農業関係者の間で、美味しくないと逆に言われるところが出てくるのです。
 尊保が美味しそうな条件が揃っているというと、その真逆が美味しくないところと言われてしまうわけです。
 尊保の真逆の条件とは、平野部で海岸近くになります。
 ところが、その条件は大きな区画の田んぼで大型機械を導入して、お米を生産できるところということになります。しかも、単位面積あたり収量も高い地域です。つまり生産力の高いところです。
 美味しいものは希少なのは当然なのですが、それを言い出すと、新潟でも石川でも美味しくないところの方の生産量がずっと多いことになってしまいます。

 この前、尊保に訪問した時も、私が皆さんがお米を買われたことなど無いと思い、茨城県産のコシヒカリを持ってきたところ、ある農家が「わしもスーパーで買ったことはあるよ。でも、まずかった。あれはきっと○○の米や」というわけです。

 また、米価で新潟に大きく差をつけられている石川県、新潟でも△△のお米なんかまずいのに何であんな値段でうれるんだというわけです。(理由は決まってます。それは新潟産とどうどうと名乗れるからです。)

 味のわかる人は尊保のお米が普通に石川県産コシヒカリを買った時に味わう味じゃないことはわかったと思います。ここまでの話をウソだということはできません。

 ただ、米の産地偽装に、このような話は実は関係しているのです。米の表示などの法律の規制が厳しくなるころ、お米の流通の関係者のなかに、こんな主張をしていたひとたちがいました。「新潟産でも美味しい米と美味しくない米がある。ところが消費者は新潟産を買ったのに不味いと苦情を言ってくる。だから、そのために美味しい他産地の米を混ぜて苦情が出てこないようにしているんだ」という主張です。無論、消費者にウソをついているので、この主張が正しいと言いません。
 ただ、産地名だけの思いこみを生んだことが、不正を助長させた原因だという解釈はできます。考えてみれば、作った場所の表示は別に美味しさの保証ではありません。ましてや新潟や石川と広い範囲をさせば、どんなところのお米かはわかりません。産地名を過信しすぎることが、かえって偽装表示を煽っているのかもしれません。産地の名前でだけで判断するのはほどほどにしましょう。 

お米の産地表示とブレンドに思うこと

 一般に販売されているお米は、品質を均一するため、表示する地域内のお米をブレンドしています。誤解しないので欲しいのは、あくまでも○○県産 平成18年産 コシヒカリと表示していれば、そのなかでのバラツキをなくすためのブレンドで、他のものを混ぜるという意味ではありません。

 これで美味しいところも、そうでないところも、混ぜます。尊保の農家の人たちは、やはり買ったお米を食べると不味いと思うようです。石川県全体でみてみても、能登の農家は、加賀のお米より能登のお米が美味しいから混ぜて欲しくないという気持ちはあるようです。

 私も農業関係者ですから、そのような事情を知ると、ここぞと思う場所の農家を捕まえて、そこからお米を買うのが一番と思ってしまうわけです。

 新潟産、魚沼産ともなると偽物が出ます。法律が厳しくなって、不正表示は刑罰を食らうような話になったのですが、それでも某有名な通販サイトに出品している業者が捕まったというニュースが出てきます。

 そのため、5kg3000円以下の安い魚沼産には、どうしても警戒感をもってしまいます。魚沼産もピンからキリまでというので、全く不正表示でなくても価格の安いお米が出てくることも、情報を余り持たない私には否定できません。しかし、全国のスーパー、デパート、はたまたディスカウント店にも魚沼産があると、やはり安いものでは、どんなものか非常に怪しいと思ってしまいます。
 新潟ではコシヒカリBLというコシヒカリの新系統に切り替えて、味が落ちたのではないかと話題になりました。これは、病気に強い系統だから切り替えた側面もあるのですが、もう一つはDNAを調べれば他のコシヒカリと違うとわかります。新潟から新系統を出さないように管理すれば、偽新潟を見つけられるというのです。
 やっぱり、そこまでしないと偽物を抑えられないのではないか。産地表示にDNA鑑定までしないとだめなら、やはり作った農家を特定できる流通を考えた方が懸命ではないかと、私は思うのですが・・

新米コシヒカリ 発送完了しました

ご注文いただいた新米コシヒカリ全て、昨日、発送が終わりました。

今日にも、まだ届いていない全てのお客様にお米が届くと存じます。
予約してからの間、たいへん長らく、お待たせいたしました。

今後とも、清流米 夢の里をよろしくお願いします。

 来年も販売実験は予定しています。
 また、このブログ、ホームページも続けていきます。
 農閑期になると、ホームページのコシヒカリ速報が更新されなくなりますが、集落の行事などがあれば、ホームページの更新もしていきますので、お楽しみを

 ブログについても、お米の話題を引き続き載せていこうと存じます。
 今後とも、皆様、よろしくお願いいたします。

 

Extra

プロフィール

サクラマス

Author:サクラマス
農業水路の生物保全を目的に、能登半島にある尊保集落の協力を得て、地域情報の発信の実験をしていましたが、研究期間が終了のため、仕事ではなく、趣味での美味しいものの情報を載せるぐらいにします。

 ながらくお世話になりました。
 頃合いはみて閉じる予定です。

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